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2007年1月 9日 (火)

二人の邪魔者

休み!久しぶり(12月26日以来)の休み!しかも連休ー!

っつわけで、今日は外出!

久しぶりに2日間の自由時間を、ずーっと一人でのんびりと過ごす予定でいたんだけど、結果的には思わぬ邪魔者が入ることになる。
けど、とても魅力的な邪魔者に出会うことができた。

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のんびりと昼過ぎくらいに寮を出て、富良野へ向かう。
向かう先は、、、

■吹上温泉保養センター白銀荘(2度目)
 住所 北海道空知郡上富良野町吹上温泉
 電話 0167-45-4126
 営業時間 10時~21時(入館は20時まで)
 料金 日帰り入浴 大人600円、中人400円、小人200円
    素泊まり 2750円(税込み)
 駐車場 100台
 お勧め ★★★★★

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ってことで、2度目の吹上温泉(1度目の記事「頭寒足熱」はコチラ)。

前回は日帰り入浴しただけだった。
でも素泊まりが安いからいずれ泊まりに来たいなー、と思っていたんだけどそれが早くも実現。

安く泊まれると言っても、ここは個室ではなく(大人数ならば大部屋もあるけど)、基本的には寝台のような2段ベッドに寝ることになる。こんな感じ↓↓↓。

               20070109_976_s

ここには炊事場もあり、ガスコンロ(20分50円)、冷蔵庫、電子レンジなどは自由に利用でき、各種食器類も勝手に使って勝手に洗って勝手にしまうというふうになっている。

食材を持ち込めば何でも好きなものを自分で作って食べることができる。

だから、山スキーをやりにきたり、温泉目的で、長期(と言っても数日だけど)で滞在する人も多いみたいだ。

ちなみに売店では、カップ麺やレンジで温めるタイプの各種弁当が数種類売っている。

私が案内されたのは、一番奥の下側のベッドなんだけど、その向かい側のベッドには、60代くらいのおじさんが何やら横笛(フルートみたいなおしゃれなもんじゃなくてなんか竹でできた手作りみたいなやつ)を吹いていた。
明らかにそのへんにいるおじさんではない雰囲気。。

でも、とても気さくなおじさんで、私が来るなりすぐに話しかけてきて、お互いの宿泊目的やら出身やら経歴やらの簡単な自己紹介をした後に、おじさんの地元の栃木の話や、ここへ来る前に滞在していた新潟の巻町という場所の話をとめどなくしゃべり始めた。

どうやら、要約すると、全国をいろいろと旅するのが好きで、今は山スキーをやりにここに数日滞在してるとのことだった(要約し過ぎ)。

※山スキー【やますきー】
スキー場などを滑る一般的なスキーとは違い、コースなど何もない自然の山の中を滑るというワイルドなスキー。
本格的に吹雪いたりしたら、遭難しかねないのではないか、という心配などものともせず、山登りとスキーそれぞれを同時に楽しむことができるとのことで、私の理解の範囲外の遊びのひとつである。

その後、私は温泉へ。

今日は雪もたくさん降っており、気温も前回よりも低く、頭寒足熱の言葉通り、髪を濡らした状態で露天に入ると、瞬間でバリバリに髪が凍りつく。

露天に入ると、70近いであろう一人のおじさんが、ラジカセ持参で戦後日本を思わせる(生まれてないから想像だけど)歌を聞いているという、明らかにおかしなシチュエーション。。

でも、とても気さくなおじさんで、私が来るなりすぐに話しかけてきて、お互いの宿泊目的やら出身やら経歴やらの簡単な自己紹介をした後に、おじさんの地元の旭川の話や、昨日から同室になって知り合ったという人の話をしゃべり始めた。(あれ、こんな文章さっきも見たぞ。。)

どうやら、要約すると、温泉が好きで、今回は仕事休みでここに一人で泊まりに来てるのだが、いろいろと温泉地に行った中でここが一番気に入っているとのこと(要約し過ぎ)。

そのおじさん(旭川)の話では同室で知り合った人がとてもおもしろい人で、昨日会ったばかりなのに意気投合していろいろ話をしたとのこと。
その人は栃木出身で、ここに来る前は新潟にいて。。。あ。。さっきの人だ。。

ということで、自然と(半ば強引に)私もなぜかその二人の輪に入ることとなり、夕食を共にし、おじさん(栃木)手作りのうどんなどご馳走になりながら、お酒(芋焼酎)をちょびっとだけいただきながら、消灯時間の10時までいろいろな話で盛り上がった(主に私以外の二人が)。

おじさん(栃木)は、数年前に離婚して仕事も退職して、前述したように全国を旅して回っているらしく、北海道から四国まで歩いたこともあるというツワモノだ。

本を大量に読みあさったようで、知識がやたらと豊富で、それに全国行脚した中で得た雑学も加わり、話のネタに底が知れず、結構な年齢なのに山スキーをやるし、横笛を吹けるという風流人でもあり、他にもそのとき聞いた話だけでも書ききれないくらいの多趣味の持ち主だ。

一方、もう一人のおじさん(新潟)は、早稲田大学文学部出身で、日本文学のみならずフランス文学、ロシア文学などに深く精通しており、話の端々で文学者や文学作品名が飛び交い、時には作品内の言葉を引用するなどして、高尚な話題で驚かされるだけでなく、反面ジョークが好きで(特にフランスのジョークが好きらしい)、ユーモアあふれる話題も豊富だ。

現在は、地元旭川で塾を経営していて自分も「じっちゃん先生」として中学生に勉強を教えているとのこと。
車が好きなので、定年を迎えたら、自分の車を改造して全国を回りたい(私のように車中泊などしながら)らしい。
年齢などまったく気にせず、周りに何を言われようと(周りにはいい年して車の改造とか車中泊とかやめろと言われている)、いくつになっても自分の好きなことをやろうとしている姿勢がいいな、と思った。

二人のおじさんは対照的な印象は受けたのだが、お互いの話題は空回ることなどなく、私が入っていく隙もなく、かつ、どの話も内容が濃く、とても興味深いものばかりだった。

とてもかなわないというか、上には上がいるというか、世の中変わった人がいるというか、とにかく、とても魅力的で、普通に生活していたら出会うことや話すことはまずないであろう二人のおじさんに会うことができた。

変なおじさんに出会ったなぁ、と言ったらそれまでであり、それも実は真実なんだけど、普段の生活で出会うことができない人に出会えて、普段聞くことができない話を聞けて、普段感じることがない刺激を受けることができる、というこういう経験もまた旅の楽しみのひとつだ、と改めて実感した旅行(の中の小旅行)だった。

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